2017年5月11日読了時間: 2分

住宅塗装の配色「色が与える心理」

<人はなぜ色を選ぶのか>

道路標識、お店の看板、行き交う自動車や人・・・街はあらゆる色であふれています。私たちは日々色を選択しながら暮らしていると言っても言い過ぎではないくらいです。

どうして、私たちは色を気にするのでしょうか。それは、色によって人間の気持ちが変わるからに他なりません。

建物の色でもそうです。古代中国では、重要な建物は、風水の思想に基づいて色が決められていました。

建物には何らかの目的があり、目的にあう色があると信じられていたのです。

風水は、あながち迷信というわけではなく、色彩心理学の一種と考えてよいと思います。

 

<住居の色が人を変える>

現代の日本でも風水はポピュラーで、住宅の色選びの際に参考する人もいます。私も、あるとき、金運を上げるために鮮やかな黄色で住宅の外壁全体を塗ってほしいという依頼をいただいたことがありました。

塗替え後、その施主様にはお仕事が次々と舞い込み、一つだった仕事部屋が二つ、三つと増え、ついには部屋が足りなくなるほど成功されました。

また別のときには、空室だらけだったアパートの部屋を落ち着いた黄色とクリームと茶色で配色したところ、「すぐに満室になりました!」という喜びの声をいただいたこともあります。

どんよりしたこげ茶色の外壁を、明るく薄いクリーム色に塗替えたときには、それまで非常に仲が悪かった隣近所との関係がよくなったという例もあります。

<色にはエネルギーがある>

色によって人が変わった例を目の当たりにすると、色にはエネルギーがあることを実感します。

とくに毎日暮らす住居の色を選択することは、その後の人生を選択することにもつながるのです。色なんて何でもいいと思って、とにかく安く、とか、塗装業者にとって都合のよい色だから、ということだけで塗ってしまっては、よい事はありません。

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